オフィスCB
老舗建築板金施工会社の詰所の改修工事計画案。15人程度の職人が利用する一室空間(70m2程度)の詰所を、建築的に緩やかに区分けすることを求められた。
提案としては、詰所での機能を「打合せ」、「デスクワーク」、「水廻り」の3つに分類し、それらを入口側からリニアに並べた上で、「デスクワーク」のスペースのみ間仕切壁で仕切る計画とした。間仕切壁については、高さを天井より低くし、開口部を開けることで、全体の機能が緩やかにつながるよう配慮した。また、間仕切壁の仕上げについては、老舗板金会社らしく、昔ながらの板金の技術が必要な菱葺きの板金で葺くことを提案し、色については会社のテーマカラーをランダムに組合せるなど、職人の技術と遊び心を表現できるような壁になればと考えた。
Architect
ktn-a/ 勝野大樹Date
2022-06