2026/01/10

冬の光は、夏とはまったく違う表情を見せてくれます。
低い角度から差し込む日差しは、建物や橋、壁の輪郭をくっきりと浮かび上がらせ、空間に強いコントラストを生み出します。

室内の白い壁に静かにかかる時計。
コンクリートの床に落ちる長い影。
川にかかる橋の下を流れる冷たい水。
タイル張りの壁に映る建物の影。

どれも、特別な出来事が起きているわけではありません。
けれど、光の入り方ひとつで、いつもの風景が少しだけ別のものに見えてくる。

建築やまちの風景は、「使われること」だけでなく、
「どう見えるか」「どう感じられるか」も大切な要素だとあらためて思います。

無機質な素材でも、
時間帯や季節、天候によって、やわらかくも、厳しくもなる。

そんな変化を、写真を通して眺めながら、
伊那谷の冬の静かな一日を記録しました。