2024/07/18

昼過ぎの太陽は強く、打合せで少し疲れた体をさらに重く感じさせた。車に戻り、エンジンをかけてエアコンを入れるが、冷たい風は出てこない。窓を開けると、熱い風が顔に当たり、不快さが一層増した。エアコンの故障は、この日が特別であることをさらに強調しているように思えた。

近くのコンビニに立ち寄り、冷えたペットボトルのコーラを買った。キャップを開けると、シュワシュワとした音が暑さの中で一服の清涼感をもたらす。そのままボトルから飲むと、炭酸の刺激と冷たさが口の中で広がり、一瞬の救いを感じた。

梅雨明けの空の下で過ごした一日が終わろうとしていた。校庭の木々と高いポール、その静けさが僕にとって何かしらの意味を持っているように思えた。冷えたコーラの味が、今日という日の記憶に冷酷な現実と同時に優しいアクセントを加えていた。